東京オペラ協会 21世紀プロジェクト
町おこし、人おこし、地域振興・文化振興 、
そして国際交流のパイオニア
東京オペラ協会の公演にご一緒に取り組みませんか?
- 皆様、東京オペラ協会の事業をご存じでしょうか?
日本でオペラと申しますと、どうしても
○絢爛豪華な昔の西洋のゼイタクヒン
○普通の日本人には近寄りがたい、金持ちだけが格好つけて観る雲の上の存在
○専門家の偉い先生の指導のもと、その卵の生徒達が博物館で鑑賞教室するようなもの、
といったイメージが拭い去れないでしょう。
仕方ありません。その通りだったのですから。
しかし、そう決めつけるのをちょっとお待ち下さい。
私たち東京オペラ協会のオペラは一味違います。 いや、本質的に全く違うのです。
当会は1976年の発足時から、音楽界のためのオペラ活動をやめ一般市民とともに楽しめるオペラをと、活動し続けてまいりました。音楽界の保守的な逆風の中、今日まで心ある皆様のお陰で奇跡的に生き残って来られたのです。
ではどのように、ふつうの人々に楽しんでもらえるよう努力してきたかと申しますと、
1 安い料金で観て頂けるようお金をあまりかけない分、いろいろ創意工夫し、
2 日本語で歌って、言葉も明瞭に聞こえるよう努力し、
3 オペラの内容、テーマも現代に強いインパクトのあるピッタリのものにし、
4 専門家より一般のお客様に喜んでいただける方向に、歌唱力と演技力を高め、
5 一般市民もコーラス等で参加してオペラに親しんでもらえるよう、
長年の経験をもとに、当会独自のいい指導法を見いだしました。
それによって一般の人々にとってもオペラが身近なものになり、オペラに参加した方々は元気になってくださり、上演地の活性化に役だってきたことと思います。
オペラは舞台総合芸術として最高のもの、とされてきました。
しかし私たちはこう申し上げたい。
オペラは今一番ナウイもの!と。
なぜなら、オペラはまだまったく未開拓といっていい分野で可能性に満ち満ちているからです。他の総合芸術は映像を含め、ほとんどあらゆる方法をやりつくし、工夫しつくした観があります。オペラは、音楽をべースとしている総合芸術であるため、観る側の想像力を無限に駆り立てられるような舞台ができるのですが、今それがまだまだ未開拓であるため、オペラの可能性は専門家の中でさえ充分認識されていないのが現状です。
当会のオペラは、大きな声をこれ見よがしに聞かせているだけの舞台とはまったく違います。私たちが目指しますものは、映画的な自由な手段を用いながらも、生の舞台の臨場感を最大限に活かしたものです。人間の想像力と創造力をフルに使った、私たちの元気溢れるこの事業、どうぞご一緒にお取り組み下さい。
東京オペラ協会 代表 石多エドワード
公演レパートリー
- 歌劇「天空の町」〜別子銅山と伊庭貞剛〜
石多エドワード台本・作曲 - 別子全山を旧のあおあおとした姿にして之を自然にもどさなければならない
採掘精錬による煙害で荒れ果てた別子銅山を緑に還した男、伊庭貞剛。彼の優しくも堂々とした生き様を、子どもたちが元気に歌い踊りながら、美しいメロディで綴ります。
2幕・90分〜160分
- オペラ「忘れられた少年─天正遣欧少年使節」
柴田南雄作曲、石多エドワード台本 - これまで世界各地で134回の公演回数を誇るオペラで、
ザビエル来日450周年を記念に改定されたもの。
人それぞれの生き方を認め合おうという、世界平和がテーマの国際交流オペラ。
2幕・140分
- 日中合作歌劇「蓬莱の国─始皇帝と徐福」
中国国家一級作曲家・呂遠と石多エドワードの合作 - 中国歌劇舞劇院と東京オペラ協会の共演により日中で巡演中。秦の始皇帝の命令により蓬莱の国(日本を想定)に不老不死の仙薬を求め、3000人の童男童女と五穀に百工(最高の技術者たち)を伴い何百艘の船に乗ってやってきた徐福一行。日本各地には徐福渡来伝説の地が30余か所もある。不老不死の仙薬とは何だったのか?地球の未来を問う壮大なオペラ。
2幕・120分
- 日比合作オペラ「高山右近─剣か愛か」
マヌエル・マランバ作曲、加賀乙彦原作、石多エドワード台本 - 名高きキリシタン大名だった高山右近。彼はなぜ、戦うことをやめマニラに追放される道を自ら選んだのか?アジア最古の大学であるサント・トーマス大学の教授で神父でもあったマヌエル・マランバ。彼の渾身の作曲による壮大なドラマです。
2幕・160分
- 日本─スペイン合作オペラ「ザビエル」
イニゴ・カサリ作曲、加賀乙彦原作、石多エドワード台本 - 日本に初めてキリスト教を届けたと言われるフランシスコザビエル。彼が祈り続けたものは何だったのか、波乱万丈のザビエルの生涯を、彼の生地であるスペインはパンプローナの作曲家イニゴ・カサリが、まさにドラマティックな音楽で描きました。
3幕・160分
- ミュージカルオペラ「魔法の笛と鈴」
モーツァルト作曲、石多エドワード訳詩・台本 - あの「魔笛」の楽しく、きれいな音楽を大切にしながら親子で楽しめるようにアレンジした、本格オペラへの導入版としてすでに日本各地で150回の巡演を続けている、当会のベストセラー・ミュージカルオペラ。
1~2幕
50分〜120分
- 現代歌舞伎版ホームコメディーオペラ「フィガロの結婚」
モーツァルト作曲、石多エドワード訳詩・台本 - オリジナルの複雑な話を明解にし、全出演者に「天才フィガロ」や「プレイケルビーノ」等のニックネームをつけ、歌舞伎っぽい独特なポーズを多用することにより登場人物のキャラクターを鮮明にして、最後には全員を「愛」の感動に導く。
1〜2幕
50分〜160分
- オペラ「第九交響曲」
ベートーベン作曲、石多エドワード台本 - ベートーベンがどのような苦しみを乗り越えてあの「第九交響曲」に到達したかを、
ゲーテ、シラー、テレーゼ等を登場させながら描いて行き、
最後に第九初演時の演奏会につながって行く。
2幕・100分
- オペラ「カルメン─現代に甦るその夢」
ビゼー作曲、石多エドワード訳詩・台本 - ビゼーは1838年パリに生まれ、1875年に「カルメン」を作曲したが、「こんな不道徳な話を!」と酷評され、3ヶ月後、失意のうちに死んだそうだ。しかしビゼーはこのオペラで、展望のない燻った世間へ挑戦状を突きつけたかったのではないだろうか?
2幕・120分
- 音楽劇「残された微笑み─ある死刑囚の最後の朝に」
加賀乙彦原作、石多エドワード台本・作曲 - 大きな過ちを犯してしまい、罪の意識に苛まれながら毎朝死の恐怖を迎える死刑囚が、その恐怖とどう闘ってゆくかを悲しくも美しい音楽で描きながら、人間の尊厳を世界にを問いかける。 メッカ殺人事件の正田昭をモデルとして完成。
1幕・60分
- ミニオペラ「大自然の歌」
福岡正信作詞(一部)、石多エドワード台本・作曲 - 福岡正信氏をモデルにした旅人が登場し、
森の精たちと大自然の声を歌い上げます。
自然農法で知られる無の哲学者である福岡正信の作詞入り。
1幕・60分
- 石多エドワードリサイタル
- 前半には石多エドワード自身のオリジナルソングと、ご存じの世界中の名曲を、
後半にはオペラかミュージカルのハイライトをお楽しみ頂けます。
石多エドワードの歌の魅力を存分にお楽しみ下さい。
60分〜100分