ベ ー ト ー ベ ン
オ ペ ラ「 第 九 交 響 曲 」
企 画 趣 旨
「第九ブーム」が日本全国に広がってもう20年余りが経過したでしょうか?
東京オペラ協会も「東京オペラ研究会」と呼ばれていた頃、第九をブームでやるのではなく、もっとベートーベンと真正面から向き合おう!と、
第九の内容をもっと深く共有できるよう
1 現代舞踊で表現したり
2 歓喜のメロディーの源泉をいろんな曲に辿りながら演奏したり
3 音楽的な日本語訳を完成させて、日本語でうたったり
4 ゲーテやテレーゼ等を登場させ、
当時のベートーベンを取り巻く環境を、彼の作曲作業とともに再現して、
彼がいかにして第九に到達したかを描いたりいたしました。
当時はマスコミも大いに協力して下さり話題になったものですが、経済事情が許さなくなり、このオペラ版は4年間しか続けることができませんでした。
さて、あれから十数年経って、当会も東京オペラ協会と名前が変わり、創立25周年を迎えられるほどに成長できました。各方面から、第九のオペラを再演してほしいというお声に、やっとお答えできる体勢が整ってまいりましたので、主催のご希望がございましたら積極的に取り組んでゆこうと思います。
近年「第九」が下火になってきたとよく言われるようになりました。 あの頃私たちは予見致していましたが、第九の内容を実感できないまま上演するより、ベートーベンの思いをしっかりと抱きとめて演奏してみては如何でしょうか?
オペラにする方法も上記のようにいろいろ考えられますが、現在は1と3を組み合わせた形がいいのでは、と考えております。
新しい第九ブームにご一緒に火をつけませんか?